山代温泉にある北大路魯山人の

暮らしたおうちに行ってきました。

まだ無名だった北大路盧山人が、

看板を制作して名を上げていく

きっかけになったお宅です。

雨上がりの庭の緑が美しく、

整えられた部屋との調和も

見事なすっきりした小宅でした。

こんな時期で訪れる方もいないようで、

まるで自分の家にいるように、

ゆったり過ごすことができました。

私は、機会があれば、作家や画家が

実際に棲んでいたお宅をお伺いします。

今までにも、正岡子規邸や、あいだみつを邸など、

海外では、セザンヌ邸、ルノアール邸など

その人物が実際に起居していたという

アトリエや家に行ってみて、

その空気感を身体で味わうのが好きなのです。

その家で、

何を見て、何を聞いて、何を感じるのか。

印象深かったのは、

パリ郊外にあるジブリニーの

画家モネの邸宅でした。

ここには、ほぼ一日滞在していたので

あの有名な蓮の池や、

浮世絵だらけの可愛いおうちの中で、

たっぷりとその空気感を全身で味わってきました。

全身で五感全てを通して味わう、というのは、

検索して情報を受け取るということとは

まったく違う脳を働かせる機会となります。

その空間にしかない、

その人物が暮らし、大切にしてきた

価値観や繊細な空気感。

その目に見えない情報を受け取る

静かな時間空間が、

自分の人生を豊かにしてくれる

深く濃いリソースになるのです。

今回訪れた北大路盧山人のお宅でも、

彼の美意識が細やかに感じられるような

印象がありました。

北大路盧山人の「上質人生」の

スタイルを垣間見たような気がします。

実際に体験することの大切さを

改めて実感した時間でした。

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