最近、身の周りで急に訃報を聞いたり、
病気になって療養しているなどのご連絡が増えてきています。
年齢的に自分を含め歳を重ねていくのでそうなるのはわかるのですが、何か想定以上に多いように思います。
コロナ禍を経てようやく会えると思ったら、
「え!そんなに早く」というようなことが多く
ショックを受けることも度々あります。
私の俳句の先輩方はご高齢でもお元気なのですが、
お会いしたいと思う方とはなるべく積極的にお会いしたり、
お会いしている時には、しっかり関わるように心がけるようになりました。
お会いできる時にお会いしておく。
明日のことはわからない。
私は、過去にアナフィラキシーショックで危篤状態になったことがあります。
かなりの重症で、脳に障害が残るかもしれないと医者が言っていました。
呼吸ができなくなって目も見えなくなりすでに意識がなくなっていましたが、
救急車で病院に搬送される途中、搬送時にガタンと大きな振動があって一瞬意識が戻った時があります。
ちょうど、救急車から降ろされて病院の入り口に入る瞬間だったようで、
意識が戻った瞬間、仰向けに寝ているので真っ青な青空が見えて、
「空が澄んで青いな」と素直な気持ちでただそれだけを思って、
またすぐ意識を失いました。
幸い、その後の処置で生き返ってきましたが、
もしあのまま逝っていたとしたら、私が最後に見たのは、
あの青い空であり、私の最後の意識は、
空が青かったなということで終わっていたと思います。
意識を失っていた間は、極楽浄土みたいに飛天とかが迎えに来ていましたが、
それは身体の苦痛から逃れるための脳内伝達物質によるイメージだったのかもしれません。
この時の体験から、自分が亡くなることとは
こんなあっけない感じなのかもしれないと思います。
あっという間にその時が来て、あっけなく過ぎていく。
まさに、今この瞬間しかないのだなぁと改めて思います。
そして、出会える時に出会える人と、できるときにできることをと、
改めて今この一瞬を大切にと思います。
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