二〇一八年 一月二十九日(月)ホロン俳句会レポート
2018年1月ホロン初句会レポート
一月の末になりましたが初句会です。
今年は雪が多く、雪の種類についていろいろ先生からお伺いしました。
地方によっては、雪がさらさらで湿気が無いため、雪だるまや雪合戦をする丸い玉が作れないとか、金沢では雪が重く、池に落ちても雪が沈んでまた浮かんでくるとお伺いしました。
兵庫県の但馬地方では空気が冷えており、雪の結晶そのままで雪が降ってくるそうです。
一つ一つ全てが違う六角形の雪の粒が落ちてくる様は綺麗だろうなと思いました。
浅羽さんの大人のお年玉や、純子さんのネパールのたくさんのお土産など、嬉しい初句会でした。
先生の俳句
叡子
入学の子の名を手落ちなく入れる
明後日は蝕する月や寒天に
受講生の俳句
純子
◎マフラーに頬を埋めてバスを待つ
アスファルトちらちら雪のすぐ溶けて
六の花旅の終りの袖の上
氷たる水持ち上げて手水鉢
祐子
七色の菓子を味はひ春隣
六の花宙(そら)でうまれて池に消ゆ
目覚め行く街刻々の雪化粧
〇軽快に景色追ひ越すスキーヤー
葉子
駅までの道のあちこち雪だるま
〇ネパールの毛糸の指輪春隣
〇文楽も歌舞伎も春著賑やかに
紫
〇六の花社の屋根に輝いて
寒月下南国の滝仰ぎ佇つ
〇降る雪に幼子のように跳ねる君
博
温暖化てふは真や大寒波
置き餌に見向きもしない寒雀
〇帰り道あちらこちらに雪だるま
みや子
窓越しやみるみる変る雪景色
〇寒雀外から人を観察す
きらきらと笑顔で迎へる初句会
〇嬉しくて記念の手形雪の上
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