【音は水を彫刻する】
高野山リトリート合宿で、アクアフォトミクスという新しい領域のお話をお聞きして来ました。
学術的な内容が多く言葉で再現することが難しいのですが、印象的なフレーズとして、「水は光であり、音は水を彫刻する」ということをアカデミックな理論とデータから教えて頂きました。
音が水を彫刻するというフレーズは新鮮です。
以前に水の波動を写真で捉えた写真集を拝見したことがあるのですが、ポジティブな言葉に触れた水は綺麗な結晶として写り、ネガティブな言葉に触れた水は歪な結晶で現れていたように思います。
私たちの身体がほとんど水で出来ているのはご存知の通りで、その水の振動波形によって意識の方向性が大きな影響を受けているとも言えるわけですね。
そして、水の性質として、現状で刻印された波動の形状をリセットして、新たな波動に変容させるためには、水に刻印された波動をいったん緩める必要があるそうです。
その際、効果的に機能するのが倍音で、音の性質が水の波動に大きな影響を与えることがアカデミックに証明されたというのです。
そういえば、昔から「言霊」という言葉と意識や波動の関係性についての重要性についてお聞きしてきましたし、改めて今、意識と波動の関係性に科学が追いついてきているのだなと思います。
このお話をお聞きする直前まで、合宿メンバーは、倍音声明という母音を発声するユニークなサウンドシャワーを浴びる瞑想を実施しておりましたので、実感として、音の波動の力が身体の水に反応し、深い無意識の領域にまで変容の種を忍ばせる体感があったことも、今回の腹落ち感に繋がったと思います。
言葉は、実際に発声するものだけでなく、頭の中で考えることもすでに言葉といわれます。その波動が自分の身体の水を彫刻し、その波動が、言葉だけでなく、肌や呼吸や様々な振動として外部に伝わり、さらにには、共鳴する振動数に惹きつけられ、あるいは引き付けて、人生の流れを生み出しているのかもしれません。
そして、どのような振動数を選択していくのかも、私たちの選択の自由の中にあるのは愉快です。
水の性質については、まだまだ数限りなく不思議がいっぱいですが、音と水の関係について、これからさらに探求を続けていこうと思います。
まずは、倍音声明の体験をもっといっぱいご紹介していくところから。
来年も高野山リトリート合宿を予定しておりますので、興味のある方は是非ご一緒しましょう。
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