立秋とともに東京オリンピックも閉会となり、心なしか秋の気配を感じるようになりました。
今月は、少人数のご参加でしたのでゆっくりできて良かったと思います。
それぞれの俳句を拝見していて、いつの間にか気分が涼やかになっていたというご感想も嬉しい句会となりました。
金蔵院葉子の俳句
初盆の仕度それぞれ新しく
星座表手に集ひたる離島の夜
次々と野分の外れて五輪果つ
参加者の俳句
○熱戦の果てて東京秋めける 祐子
◎流星は宇宙のかけら我もまた
○墓洗ふ夫婦阿吽の呼吸かな
○流星の速さに願い追いつかず 研子
墓参口実にして集ひたる
○手花火のポトリと落ちる火玉かな
流星や吾子浮くごとく背伸びして みり
○流れ星キラキラ光る我が子の眼
墓参ふとした所作の母に似て
コロナ禍の五輪の果てて秋立ちぬ 春風
○帆に受ける風の重さやヨット繰る
○砂浜に大の字となり星流る
○光堂芭蕉の道や夏の旅 紫
万緑の飛沫集めて奥入瀬に
雲の峰縄文遺跡丘に立つ
○流星や一つ心の定まりし 愛子
供花買ふは嫁の努めや墓参
○若者の礼儀清しき夏五輪
喜寿となり行くべきところ炎天下 恵子
雨降りて音ばかりてふ遠花火
秋の来て空透き通る夜明け前
○台風の過ぎてしまえば空高く 博
不思議やなビル六階に蛙の来
○流星の如く月日の過ぎてゆく みやこ
コロナ禍にひっそりと行く墓参
立秋やまたも延期のダイエット
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