先日、電車に乗っていて、その電車がまさかの人身事故になったという体験をしました!
特に衝撃もなく停車して、ずっと停まったままなんのアナウンスもなく、
なんで停まったんだろうと思っていたら、
「人身事故になったので、このまましばらくお待ちください」のアナウンスが(ひえ〜!)
特急電車だったので、停まる駅から駅の間隔が長く
現在どの辺りにいるのかもわからず混乱(°▽°)
ここで、私が考えたのは、次のことでした。
①予定が遅れるので、約束の方に状況を逐次連絡する。
②観察を広くする。
③決断は素早く。
②の観察については、まずは自分の身体の感覚からチェック。
自分の身体の感覚を探るのがまずは超絶大事です。
過去の経験から、相当やばいことになる時は、
自分の身体の中心が妙な違和感を覚えるのです。
動物的な感覚ですが、違和感がある時は、
必ず何か身構えるようなことに直面することに。
今回は自分の内面が落ち着いているので、この状況で自分が面倒なことになる兆しはないと判断。
次に、電車の外の状況を遠目ながら見て、
車掌さんや係員の方が焦りつつも粛々と処理されているらしい様子で、
おおよそあと1時間くらいはかかりそうと判断。
さらには、乗客の方々の様子を観察(°▽°)
人は、平時ではなく特別な状況に置かれる時、
不思議ですが、まるで集合無意識が働くように、
全体が一つの動きをするようなリズム感が表れます。
もちろん、焦りながら上司らしき人に電話かけ続ける人や、
車両と車両の間の継ぎ目で我慢できずおしっこしてしまうおじさんなど、
それぞれ大変そうではありますが、
大きく見れば、全体的なリズム感をとらえることができます。
それぞれの人が自覚なく、無意識的にちょっと違うリズムを起こすとき、
それが「場」の変化の兆しとなり、新たな展開につながっていきます。
これらを繰り返しチェックしているうちに、
最寄りの駅まで運行できる状況に!
駅で乗客全員降ろされたのですが、
初めて降りた駅なのでバスやタクシーの乗り場もわからず、
途方にくれることに。
こういう時は、自分の身体の感覚を開いて、
身体が惹きつけられる方向に向かって移動してみます。
野生の勘みたいですが、驚くことに身体に導かれ、
適切な方向に行くバスを素早く見分け、出発寸前に滑り込み乗ることができました。
まさに観察は大事です。
日常で、いつもいつもこのように落ち着いて観察できているわけではありませんが、
改めて観察して行くことの重要性を再確認した経験でした。
コロナ禍やウクライナなど次々起こることで、
今後の状況がまったく読めない昨今、
外側の情報に惑わされず、観察をその都度して行くことは本当に大切だと思います。
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