三寒四温を経て、一気に気温が上がってきた昨今です。
すでに梅も満開で、桜の噂もちらほらと聞いています。
春は体調不良になりやすい時です。

 
今回は急に子供さんが救急車で運ばれて、
緊急入院された話をお伺いし、ドキッとしました。

 
また、大切な家族との時間を、一瞬一瞬を大切に思って、
俳句に残していこうという方々のお気持ちもよく伝わって来ました。
そのお気持ちを俳句に残すことができるのは、本当に大事なことですね。

 

ホロン俳句集の完成が待たれます。
次回の兼題は、シャボン玉、麗かです。

 

金藏院葉子

大試験あとのキャンパスひそとして

逡巡の一切なくて鳥帰る

暮なづみ雛の気配の濃くなりて

 

大亦祐子

◯春の雨二人でいてもひとりかな   

◯草の芽や体操服を新調す

◯退院す吾子春風に包まれて

 

名定春風

◯満開の白梅ホームコンサート

春の旅準備色々買ひ足して

忘れいし球根の芽の伸びやかに

 

大空夢湧子

水ぬるむ小魚姿を現はせり

旧友のそれぞれの春開く花

夫(つま)入所穏やかなれと祈る春

 

浅羽博

◯居酒屋のお勧めといふ白子干

春雨や雨傘うっかり忘れをり

町中にいかなごのよい香りする

 

上田愛子

◯ものの芽の光を浴びてふくふくと

◯ものの芽や夢開くまであと少し

◯そばにいる幸せの時春の雨

 

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