七月のホロンの俳句会報告です。
今月は七夕の笹を用意していただいたので、短冊にまずは願いを書いてから俳句会になりました。
この俳句会で作る短冊は願いがものすごく叶うと言うことで大人気です。
しかも新月と重なったので、ますますパワフルな願いの時となりました。
先生の俳句
新月に願ひの糸を結びけり
句座楽し単衣の佳人現れし
千原 叡子
参加者の俳句
もう少しまだかまだかと夏休
呑み過ぎて物忘れして暑気中り
博
◯さつまいも根付くかどうか梅雨の頃
ベランダにアガパンサスの咲き競ふ
段々と緑深まる千枚田
水郷や葭の茂りに舟揺れて
典一
◯禊して涙あふるる五十鈴川
七夕の去年の願ひは叶いしか
浴衣着て愛染まつり楽しまん
陽子
◯打ち水に風の生まるる時楽し
禊せし人晴れやかに五十鈴川
手入れする通勤前の夏野菜
愛子
西瓜食べ皮は糠床漬物に
貸農園までを電車で水撒きに
涼しげに単衣の彼女現れる
恵子
梅雨晴れや早も鳴き出す蝉の声
暑気中り気を持ち直し稽古する
七夕に託す願いを書き終へし
夏野菜先の楽しみ水をやり
順子
◯空見上げ夕立を待つ畑かな
鳥に名を問ひかけもして半夏生
湯上りについ手を出して冷菓食ぶ
みや子
◎夏霧を抜け天空の神社かな
◯涼やかに白き和服の袖透けて
形代に卒寿の願ひ託しけり
葉子
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