二〇一八年 十二日(月)ホロン俳句レポート

 

  初参加の丸井氏を迎え、純子さんのおみやげの「このの」製パンを1人一個頂き、近況報告で盛り上がりました。

ご結婚直後の茜さんの明るい笑顔に癒されます。また、毎年恒例の俳句カレンダーも無事配布できて来年がますますハッピーでありますようにと願いました。

 

 

  先生の俳句                          

                                      叡子

   はんなりと聖夜の誘ひ配らるる

   御火焚に加ってゐる異国人

 

 

 

  参加者の俳句

 

   新暦端だけそっとめくりたる                 純子

   光芒や祝詞響きし冬の朝

  〇誰が哭くと足止め聴けば鹿の声

  〇新しき友を誘ひて納め句座

 

   静寂に鹿の鳴き声聴きとめし                   保千代

  〇一年の厄を煙に護摩火焚

   拝殿に冬の朝光一筋に

   聖夜なる電飾青き御堂筋

 

      冬日さす神社の森の静かかな                 昭幸

   夜神楽や神に感謝の歌と舞

 

  〇大晦日お伊勢参りでしめくくる                     亜沙子

   熱燗と風呂で潤ふ我が心

 

 

  〇消えさうな音の聞える朝時雨                    研子

  〇色を増し散りゆく桜紅葉かな

   道端の落葉の色の鮮やかさ

 

   遠くより聞こえて来たる鹿の声                    紫

  

   苔を置く瓶へ注ぎし秋の水                   茜

  〇手袋の先に届かぬ小さき手

   息白く1人暮らしの目覚めかな

 

   寄せ植ゑの苔の幾種や冬日向                 葉子

       〇庭園の鉄のオブジェや冬ざれて

   納句座パンとお茶とのおもてなし

   〇冬の朝春日大社の静寂かな 

 

     新しき仲間加はり納め句座                  みや子

    わが膝に来て眠りたる冬の猫

  〇新妻の心を奪ふ年の暮

   

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