【2024年3月のホロン俳句会レポート】
今月から新しいメンバーが加わり
華やかな句会となりました。
寒暖差がこたえる時期ですが、
春を詠む皆様の俳句に触れていると
気持ちがふわっと暖かくなっていい感じ❣️
俳句会は上手下手は関係なくて、
季節それぞれの素敵なところを掬い取る
楽しい発見が面白いんです。
歳時記をお持ちの方は
俳句会の前に覗いてみることを
是非お勧めします。
歳時記に載っているのは
その時期を代表するキーワードですので
こんなところにも季節の言葉があるのだと
日常生活の中で
新たな発見を楽しむことができます。
金藏院葉子俳句
茶を点てるひとときの黙水温む
花ミモザパリの街角明るうす
水温む洗ひし筆に残る色
◯大地よりいのちの息吹黄水仙 大空夢湧子
日本の女性励ます花ミモザ
◯紅梅や一人で歩く散歩道
◯普段着のままの休日花ミモザ 大亦祐子
◯合格の知らせのありて水温む
◯失せ物の出てこぬままや水温む
春色のコート着込んで待ち侘びぬ 山田明輝子
春めきしちらりと見える裾の色
◎水温む山野に遊ぶ自由かな 上田愛子
◯洋館の窓より眺む花ミモザ
◯再会に小さきミモザの花束を
◯啓蟄や地に目を凝らす散歩道 名定春風
◯菱餅を手土産にして絵画塾
三月や歩幅のつとに広くなり
入学す頭悩ますお弁当 佐本恵子
落ちし種今年も咲し桜草
◯種蒔きて毎日覗く植木鉢
手を焼きし子猫を探す一週間 浅羽博
真っ青な空に舞いゆく春の雪
待ち遠し新制服や春の雪
◯蛍烏賊賑う漁や地震のあと 寺尾華奈子
水温む野遊び範囲広くなり
ー大谷選手の結婚報道に寄せてー
速報を祝ふ試合前の春
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