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2025年1月ホロン俳句会レポート
2025年初めての俳句会を実施しました。
今年は、阪神淡路大震災から30年の節目となります。
当時、阪神間に住む我々は大変な思いをいたしましたが、
俳句をする人たちにとって、俳句をしている間メタポジションになり、
辛い気持ちを整える良い機会となってくれたのが俳句です。
当時の思いを綴った俳句もあり、
また、新しい年を迎える楽しさについての俳句も
それぞれ味わい深い作品を寄せていただいたと思います。
俳句は17音と短いため、明確に伝えたいことを絞り込まないと
読み手にうまく伝わらなくなってしまいます。
その点では、NLPのミルトンモデルの言葉の使い方がわかっていると、早く上達していくように思います。
また「てにをは」が変わることで、印象がすっかり変わるのも俳句の面白さです。
また、季語など、美しい日本の言葉になれたり、
新たに学んだりする事は、日々の生活を豊かにしてくれます。
ホロンPBIセミナールームが新たに整えられましたので、
今年はリアルな俳句会ができたらいいなと楽しみにしています。
金藏院葉子
金藏院葉子の俳句
葉牡丹をオフィス開きの祝花とし
寒の水汲みて祝へる新オフィス
須磨浦を染め上げていく初日の出
大豪雪ほんまなんかな温暖化 博
◯初夢は見てないような見たような
◯風花の行方追ひたる眼かな 祐子
◎新札の折り目正しきお年玉
◯テーブルの主役はサラダ春隣
初詣には階段の無き寺を 心華
新年の挨拶代わり餅の数
◯冬の猫甘え上手にほだされて 愛子
◯初暦届きて心弾む朝
◯オープンを祝ふ集ひや春近し
地震唸り目覚めた朝を忘るるな 女将
ざわめきの早や次々と松の内
慌し松の内なれ福多き
ダイヤモンドダストの舞へる初日かな 夢湧子
蒼天や雪山へる散歩道
雪明かりたよりに向かふ夕食棟
輝きの増す朝の雪手をとめて 由華
早々に買ひたる服や春を待つ
寒の朝背筋伸ばして気合入れ
時止まるやうな静寂初日の出 春風
◯初詣小さき社の御神酒受く
◯それぞれに久闊を叙す初句会
三十年地震乗り越え年迎かふ 恵子
硬くなる餅を浸けたる寒の水
六十年無き経験の大雪に
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