二〇一八年 十一月五日(月)ホロン俳句レポート
十月二十八日に狂言の発表会があり、俳句会の方々が何人か初舞台を果たされました。部隊をご覧になったか方々も多くいらしていて文化度がさらに上がったホロン俳句会でした。
今月から新しいメンバーも加わり、ますますパワーアップしそうです。
男性メンバーも増えてほしいところです。
先生の俳句
叡子
鉢植ゑのたつた二つの柚子大事
行秋の渡りの蝶の話など
参加者の俳句
昼の月見つけてくれし彼なりし 真由奈
深秋の歌詠む我を見つけたり
オリオンや異国に仰ぐ冬の空
〇帯選ぶ楽しみ尽きぬ秋袷 愛子
悠々と海越え生きて秋の蝶
秋麗や今日初舞台夢心地
〇神無月高鳴る心初舞台 研子
藤袴蝶の長旅道しるべ
秋雨やサティの旋律街あるき 茜
〇神島を越えて何処へ秋の蝶
籍入れてめぐる雲仙秋日和
秋の月愛でる独吟初舞台 真理子
流鏑馬の薄板の舞ふ秋の風
庭隅の石蕗の黄色あざやかに 恵子
一葉が赤く成りたる庭の櫨
海亀と泳ぐ思ひ出秋の海 保千代
〇秋袷母と姉との思ひ乘せ
ふじばかま旅路の蝶の憩ひたる 純子
〇新しき友を迎へて夜学かな
〇秋高し声はりあげて初舞台
ゆず二つやうやう成りぬ二年越し
初舞台震えつつ待つ冬の朝 亜沙子
くろしおの車内に満つる蜜柑の香
〇熊野にて茶を奉納す文化の日
秋袷思ひ出辿り袖通す
和服きて夜学に来ると夢語る 博
◎のんびりと時間流れる島の秋
〇霜月の句座は楽しき十二人 みや子
〇わが道を行くと決めたる暮の秋
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