二〇一八年 月五日(月)ホロン俳句会レポート

 

  

 三月三日の雛祭の直後ということもあり、参会者のほぼ全員が雛関連の手土産を持参。

可愛いお雛様と雛菓子で卓上が一杯になる賑わいとなりました。

今回は鶯の鳴き声や呼称について教わりました。

皆さんの話題が春らしくなってきているのも心はずむ雰囲気になりました。

 

 

  先生の俳句                          

                                 叡子

   啓蟄やボリビアの旅せしひとと

   京なれや苞も雅びて雛の菓子

 

 

  受講生の俳句

 

   雨音に囀消えてしまひたる                  純子

  ◎持ち寄りの上巳の菓子に物語

 

 

   初音聞きどこにゐるかと目を凝らす              博

  〇近況の報告楽し雛の句座

  〇三寒の過ぎて期待の明日かな

   注意して居て患りたる春の風邪

 

   三月の雨音の中俳句会                    研子

   雛菓子の盛りだくさんの句会かな

   いつまでも変わらぬままの雛の貌

   声ばかりして見えざりし春の鳥

 

  〇今年こそ初音の主を探したく                 葉子

  〇それぞれに雛菓子持ちて句会かな

  〇一斉にクラスの女子は春の彩

    雛壇や話題は菓子に集中し

 

 

   ひよどりの囀り聞こゆガラス越し               愛子

  〇持ち寄りしひな菓子九種夜の句座

  〇母として見送る春の旅立ちを

 

   春めいて幼児の手足伸びのびと                紫

 

  〇娘は残業雛と我との宴なり                  理子

  〇寒風のどこかまるくて春はそこ

  〇梅の香に酔うて視界も薄紅に

 

   軽やかにコートの色の春めきて                 みや子

   目覚ましに敏感なりし春の猫                 

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