二〇一八年 月二日(月)ホロン俳句会レポート

 

  

 桜が一気に咲いて、いきなり春がやってきた四月ですが、桜のお菓子をお土産に頂いたり、やっぱり美味しい俳句会となりました。

新しく俳句会にご参加された国語の先生を歓迎する俳句もうれしいあいさつ俳句となりました。

これから俳句の題材に困らない美しいシーズンを楽しみたいですね。

 

 

  先生の俳句                          

                                  叡子

   桜あん入りの八ツ橋苞として

   あたたかなお声に皇居奉仕団

 

 

 

  受講生の俳句

 

   永き日の又手を止めて庭仕事                 純子

  ◎晴れ続きやや疲れ見ゆ花と我

   春の草引く指先の芳しき

 

   春コート手はポケットに初デート               茜

   白と黒じゃれる柴犬風光る

   果てしなき石段にして花の塵

 

  〇我が子には会へずも嬉し入学式               理子

  〇春雷の不意討ちのごと鳴り響く

   車窓よりその地その地の花を見て

 

   髪切りて手早く袷着終へたる                 博

   初々しい顔を揃へて入学式

 

 

   夜勤終へ桜の道を独り占め                  愛子

  〇日と土の香にいそしんで苗木植う

 

  〇それぞれの心の中の桜かな                  研子

  〇風吹いて道をころがる花の塵

 

   さくらもち茶を立て独り正座して               めぐみ

  〇少年のまっすぐな背や春の空

   誰も居ぬ教卓にただスウィートピー

   花愛でる母の横顔やはらかに

 

   ざわざわと心うき立つ春の宵                 久美子

   高層のビルの間のおぼろ月

   又も舞ひ上る花びらビル谷間

  〇花吹雪く土手に坐りてむすびめし

 

   難関をくぐり合格すみれ咲く                 紫

   上京で羽を伸ばして春の宵

   強面も心和みて春の嵐

 

   外国の客を迎へる花の道                   葉子

   それぞれにあるそれぞれの花のこと 

  〇新しき句友迎へて桜餅

   入社する背ナにやさしき花吹雪

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