2023年1月9日ホロン俳句会レポート

2023年初句会は、参加者が少なくその分丁寧なお話ができて

初春らしい句会となりました。

今回も、俳句の五・七・五の順をちょっと入れ替えるだけで、

まったく印象が変わることに驚き、俳句の面白さを改めて感じた句会となりました。

金蔵院葉子の俳句

ピアニスト十人寄りて年酒汲む

弾き初めは駅に置かれてゐるピアノ

春着着る娘に帯の由来など

参加者の俳句

柏手の響く境内年立ちぬ

小さき手のぬくもりに置くお年玉

寒椿清めし庭に落つる音

春風

◯帆柱を射抜く初日や手に受けて

掌を合はせ初日の一瞬を

初詣礼に合わせし太鼓かな

華菜子

◯初日記嬉しきことを探す日々

◯初詣母の歩幅の狭くなり

家族へと振る舞い終えて雑煮餅

祐子

◯去年今年なき母親の暮らしかな

◯初買や頬上気させ品定め

◎初詣列成す夢と希望かな

夢湧子

元旦の山荘デジタルデトックス

◯雪原の静寂を照らす初日の出

初詣戸隠神社の吉みくじ

いつもより気温の高き去年今年

初みくじ三社吉吉大吉と

朝帰り三年ぶりの新年会

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