立秋過ぎて、少しずつ秋の気配を感じるようになりました。
 
 
今回は、見学として山口県の音楽家の方が参加されました。
それぞれの近況報告から、新しいメンバーをウェルカムする俳句を作ったり、
小さな秋を見つけて、ちょっと静かな気持ちになったりしました。
 

俳句会は集まった方々のそれぞれの世界観が楽しめる豊かな時間です。



まづ氷菓選ぶデザートブッフェかな   金藏院葉子
束の間も手放せざりし日傘かな
ロビーより望む晩夏の海の彩
 

ひまわりの空からハローごあいさつ   奈緒子
 

干上がりし庭群生の百合の花   春風
秋来たる気配を探す朝散歩
蜻蛉の付かず離れず漕ぎ出だす
 
 
一心に草を引く手に雀蜂   恵子
墓参終えて楽しき食事会
◯秋立ちぬ期待膨らむ新事務所
 
 
◯飛び出たる枝豆テレビ台の下   祐子
◯一日に三度は叱る夏休
◯アルバムの埃払ひて晩夏光
 

庭先に轟きわたり落雷す  夢湧子
帰宅するバスの窓より大花火
◯蝉時雨高層ビルの谷間にも
 
 
◯茹でたての枝豆つまむ三世代   愛子
◯手花火の照らす庭先小さき闇
◯不甲斐なさ噛み締め刻む胸晩夏
 
 
◯新句友賑やかになる夏句会   博
立ち飲み屋まづ枝豆を注文す
台風と地震といろいろあるお盆

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