沖縄慶良間の阿嘉島へダイビングに行っていました。

ダイビングは、海の中に潜ると水圧の関係で思考能力が落ちていきます。

深く潜れば潜るほど、もはや簡単な計算すら難しくなったりします。

地上の意識状態とは違い、変性意識(トランス)に意識変容していくのです。

初めてダイビングをした時、地上は顕在意識で、海の中は無意識(潜在意識)みたいだなと思ったものです。

海の中で無重力になり流れに漂っていくうちに、自分という概念が薄くなっていき、瞑想の良い状態にスムーズに入っていくことができます。

海外の研究で、深い瞑想に入ることができる修行僧や修道女たちの脳波を調べた時、瞑想で至福の状態に入ると、自分という概念が消えて、いわゆるONENESSの感覚が得られることが知られています。

ダイビングでは、強制的に変性意識に入るため、比較的容易にこの状態にアクセスできるのかもしれません。

変性意識に入ると、顕在意識は低下していきますが、圧倒的なクリエイティブ能力や、全体性をつかむ力が高まります。

また、集合的無意識にアクセスする能力も高まってくるので、様々なリソースとアクセスすることができるようになります。

発明や発見が、散歩などリラックスしている変性意識の時によく起こるのは、クリエイティブな領域が活性化するからです。

また、あれやこれや雑念にまみれてしまう思考も起きにくいので、無駄な思考がなくなって、本来の目的が明確に浮かび上がってきます。

ダイビングって瞑想的にいいなと思われるかもしれませんが、なかなかそう簡単にいつでも体験できるものでもないですよね。

しかしながら、自然の中に入っていき、しばらく五感に身を任せていくと、同様の状況が生まれてきます。

このときのポイントは、「1人で居る」ということ。

誰かと一緒に行っていても、自分1人の空間と時間を自分のために十分取ることができれば、同様の体感が生まれてきます。

日常的に瞑想をされている方なら 自然の中に入って五感を解き放つことができれば、さらに自分の想像を超えた豊かな世界とアクセスすることができるようになります。

頭を使って一生懸命考えるのも良いですが、ときには、もっと大きな世界にアクセスする機会を自分に与えて、より大きなリソースからヒントをもらえるかもしれませんね。

そうすると、全く想像もしなかった解決法や大きなビジョンが見えるかもしれません。

これから美しい良いシーズンになっていくので、自然の中に出かけていって、紅葉を愛でたり、鳥の声に耳を傾けて、身も心も解放する時間を過ごすことができるといいなと思います。

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