先週末から、待望のNLPトレーナーズトレーニングの第1期がスタートしました。
このようなステージの大きな講座をスタートさせるのは、2000年に初めてNLPプラクティショナーコースを開催した時以来です。

今回準備しながら気づいたのは、2000年の開催時と2021年の今の自分との意識状態の違いです。
なんといっても、大きく違うのは集中力。
年齢を重ねたせいか、とにかく集中が続かない。


以前は、100ページに及ぶテキストをまったくゼロの状態から起こすのに数日間で一気に集中してできたのですが、今回は、少し進むと疲れてしまって、視力が一気に落ちて見えなくなったり眠くなってしまったりで、本当にヨタつきながら進んで来た感じがします。
当初は、以前と比べてあまりにも自分の集中力が劇落ちしたことのガッカリ感でちょっと凹んでいました。


しかしながら、今回気づいたことが二つあります。
一つは、疲れ方に関して、今の方が比較的マシだということ。
妙な言い方ですが、昔は、強い集中を続けていくと、集中が切れた時の反動も大きく放心状態になり、また、回復して再び強く集中するというパターンを繰り返していたように思います。
まあまあ頑張ろうと思えば頑張れることもあり、このパターンが普通だと思っていました。
それが集中が続かなくなったことで、繰り返し振り返りながら進んでいくスタイルに変わらざるを得なくなってしまいました。


そうすると、強い集中もなくなった分、大きな放心状態もなくなったように思います。
つまり、意識の振れ幅がなだらかになった感じです。
これは、身体にはかなり優しい。まさかの思わぬ副産物でした。
また、少しずつ進展していくスタイルは、3歩進んで2歩下がる感じで、以前はこのような進め方はまどろっこしく望む状態ではなく、集中力が落ちた今となっては選択の余地もなく今の身体の状況に沿って行くしかありません。
しかし、その都度振り返るスタイルを取ることで、同じ箇所を繰り返しみることになり、熟考するのに似たような複層的な思考が生まれ、理解や発想に厚みが生じて来たように思います。

これが二つ目の副産物。
サクサク行かない忸怩たる想いとは裏腹に、実際のところ、想定外の良いことがすでに手に入っていたとは(°▽°)
なんでもやってみないとわからないと改めて思います。
できなくなったと嘆くより、新たに見える面白い変化に意識を向けること。
まさにNLPの実践をしているなあと思います。

ホロンPBI通信メルマガ

金蔵院葉子のコラムや講座の最新情報などを月に2回配信しております。
よろしければご登録ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

#The society of NLP (NLP協会) 米国NLP協会認定トレーナーズトレーニング